YOGAって何?①
「ヨーガハ チッタ ヴルッティ 二ローダハ」
(ヨガとは、考えの動きを静かに収めることです。)
YOGAって何?ってきかれると
運動!呼吸!という答えが初めにでてくるかもしれません(^^)
が、YOGAには哲学もあります。
(以下、今読んでいる哲学本参照)
晴れた空のように、本当のことをまっすぐみる、澄み切った状態であり続ける。
恐れも、悩みも、苦悩も、憎しみも、嫉妬もない心の状態。
誰かの敵にならず、誰のことも敵としてみることのない態度。
調和に生き、抱える悩みがなく、澄んだ知性であること。
そのためにできるすべての努力がYOGAなのです。
YOGAは考えを無理やり止めようとすることでも、
何も考えないように無感動、無反応になることでもありません。
むしろ、考えというものに向き合い、その性質を知り、しっかりととらえ、考えをうまく使える技術を身につけ、苦悩に繋がるような無駄な頭の騒音をしずめて、本当に考えるべきことを見据えること。
考えを敵にすることでも、考えから逃げることでもありません。
考えを押し殺し、無理に止めようとすることでも、滅することでもありません。
考えを上手に使えるようになること。
それが心を収める、というYOGAの意味です。
研ぎ澄まされた知性で真実を深く考え、苦悩の原因となる考えに向き合い、静かに自分に定まり、苦しみ、悩み、混乱がない自由な自分であり続けることをYOGAでは目指します。
サマーディ(静かに澄んだ知性)であること。
そのためには、ブルッティ(心の動きや変化するノイズ)をニローダ(収める)すること。
心を収める方法は、アーサナ(YOGAのポーズ)や、プラーナヤーマ(呼吸法)だけではなく、毎日を生き方を正し、後悔に引きずられ、怒りや不安に簡単に降り回されないようにすること。
毎日の生活を少し正すことで、誰もが必ず混乱や無知、欲望や悲しみなどで曇った心を、きれいにニローダ(ケア)し、サマーディ(澄んだ心でいること)が達成できるというのです。
大きく、やさしい、広い心の人になるための道がYOGAです。
海のように深く広く、慈悲深い心でいることがサマーディ(穏やかな心)であり、そのために自分を成長させることがYOGAです。
人の心は何もしなければ成長することはできません。
ごまかすことなく、物や他人に期待し、依存する関係を手放し、自分の意志で立ち上がる。
自分の人生を切り開くために、必要のない物や悩みの種を手放し、見極めること。
持っているものを誰かのために惜しみなく譲り、内側で抱えている依存関係を1つ1つ手放す。意思と決意で、心はもっと強く、大きく、自由に成長させることができるのです。
何かに期待することから、自分が誰かに何かをすることができる生き方を選ぶこと。
誰かのために自分を使うことができる心の大きな人になる生き方がYOGAの達成を進めてくれます。
世界に貢献し、調和に生き、どんなことにもビクともしない大きな心になることがYOGAの生き方。
大きな心の人は、他人の意見や外側の変化に簡単に動かされない、強さとゆとりがあります。
過酷な状況にも柔軟に対応するしなやかさ、遊びを忘れない自由。
YOGAの道は、大きく自由な人になる生き方を示してくれます。
YOGAとはチッタ(心の動き)をニローダ(ケアすること)。
自分のまま、いつも自由に幸せでいることをYOGAは教えてくれます。
つづく・・・
0コメント